省エネ必要性と実践方法


いよいよ夏本番ですね。

皆さんのご自宅もエアコンなしでは過ごしにくくありませんか?
ところでご自宅のエアコンは購入されてもうどれらくらいになりますか?
あまり古い機種ですと、エネルギー効率が悪く、電気代がかかっているわりには冷房効果が低いということもよくあります。
もし省エネ効果の高い機種に交換すれば、年間に約1万円から2万円程度の節約になるのです。

このように省エネという観点で買い換えを考えられるのであれば、その製品に添付されている「省エネラベル」というものをチェックしてみることをおすすめします。
ラベルに「省エネ性マーク」や「省エネ基準達成率」、「APF」という項目の記載がありますので、それを参考にしていただくとよいでしょう。

最近は冷房病(クーラー病)というものが流行っていますので注意して下さい。
この冷房病とは、外気温と室内温度の差が激しいことによって、体内のホルモンバランスが崩れて、肩こりや頭痛、生理不順などの変調が起こるのです。
人間には交感神経と副交感神経がバランスよくはたらくことによって、寒い場所と暖かい場所で血管を収縮させたり拡張させたりしながら体温を保つしくみがあるのですが、室内外の温度差が大きいために、出たり入ったりを繰り返すと、交感神経と副交感神経による調節機能がうまくはたらかなくなってしまうのです。

原則として、外気温と室内温度の差は5度以内として下さい。
最近では官公庁でも冷房の適性温度を28度として周知徹底させていますので、これを守っているだけでも冷房病はかなり防ぐことができます。
ただ、部屋の広さによっては、28度では冷房効果を感じられない場合もありますが、そのときは、扇風機などを上手に併用して対処するようにして下さい。

あと、上手に冷房のエコを実現するために、気をつけていただきたいのは、フィルターの目詰まりです。
これが冷房効果を下げる原因になっていることが多いので年に一度は必ずフィルターの掃除は行って下さい。
また、寝る前にエアコンを利用されるのであれば、必ずタイマーを使って、無駄な使用を控えるようにした方がよいでしょう。
このように様々な観点から、エアコンの省エネにはメリットがありますので、ぜひ実践してみて下さい。